23.脳死肝移植 現況と金沢大学附属病院での経験
平成24年9月30日「金沢大学肝移植者友の会」総会の後、金沢大学附属病院 肝胆膵・移植外科 林 泰寛 医師による「脳死肝移植 現況と当院での経験」と題した講演をして頂きました。(金沢大学附属病院は、北陸で初の脳死肝移植手術が、平成23年10月10日に行われています。)
講演内容は
1.当院での生体肝移植の経験
2.肝移植と臓器提供の歴史
3.改正臓器移植砲に至った背景と本邦の脳死肝移植
4.当院での脳死肝移植開始における準備
5.当院での脳死肝移植の経験
具体的な内容は「脳死肝移植 現況と当院での経験」(pdf版 全53頁)を参照願います。
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スライドより抜粋
肝移植の歴史
生体部分肝移植と脳死肝移植の違い
脳死肝移植ドナーの条件
脳死肝移植の経験を通して感じたメリット、デメリット
非常に内容の濃い講演であり、単純に脳死肝移植が多くなればドナーの苦しみがなくなると考えていましたが、反面、医師の方々の大変なご苦労が必要だと分かりました。
医師、看護師等の医療関係者の方々が楽になるようなシステム作り、およびバックアップ体制が必要だと痛感いたしました。
医師等の献身的努力により、私達会員がこうして生きていられると思うと、いくら感謝しても足りないと思いました。
脳死移植情報 日本臓器移植ネットワーク 脳死移植を参照願います。
24.肝移植後10年経過者に対するアンケート結果について
きんかんの会会員で肝移植後10年経過者に対して、先輩からとしての貴重な経験及びアドバイスを頂くために9名にアンケートを依頼し、7名の方から回答を頂きました。(回答率78%)
質問事項
1.移植から10年経過しましたが、現在どの診療科に掛かっていますか。(移植関連)
2.移植後の入院暦について。(移植に関係するもののみ)
3.移植後合併症がありましたか。
4.移植後移植の原因となった病気が再発しましたか。
5.移植後のドナーとの関係について。
6.移植10年経過した現在、体調に変化がありましたか。
7.現在、合併症予防などのために食事制限はしていますか。
8.健康維持のために何か運動をされていますか。
9.その他(要望、アドバイス等)
アンケート結果より
1.肝移植手術初期の患者の殆んどは、10年経過後も肝胆膵・移植外科を受診しておりました。(7名中6名)
2.消化器内科を受診されている方が3名おられました。(2名は外科と重複受診)
3.移植後の入院実績から何度も治療入院されている方(4名)と全く入院されていない方(3名)に二分されました。
4.7名中5名の方に何らかの合併症がありました。
なお、アンケート結果pdf版は「生体肝移植10年経過者に対するアンケート結果」を参照願います。
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