27.講演 国内初の、肝臓移植を担う高度医療人養成プログラム 金沢大学附属病院 消化器・腫瘍・再生外科 大畠慶直 医師 

 平成28年11月6日(日)に第11回「金沢大学肝移植者友の会」の総会が金沢市立中村記念美術館旧中村邸にて開催されました。

 
今回は、総会開催前に金沢大学附属病院 消化器・腫瘍・再生外科の大畠慶直(おおばたけ よしなお)医師による「国内初の、肝臓移植を担う高度医療人養成プログラム」と題した講演をして頂きました。

 本事業は、肝臓移植のエキスパートとなる人材を、6大学が連携して養成するもので、外科医・病理医・コーディネーターの3つの教育プログラム・コースが設定されています。

  3つの教育プログラム・コース
      外科医コース 六大学における、肝臓移植を担う医師(外科医)養成コース

        病理医コース 六大学における、肝臓移植担当病理医育成インテンシブコース
     コーディネーターコース コーディネーターコース レシピエントCo育成インテンシブコース    

 講演では、本事業の目的、達成目標や具体的な実施内容について説明して頂きました。

 本プログラムの主目的は、実働可能な医療人養成であり、手術や、病理標本検討、移植のコーディネーションのいずれの領域でも実習をカリキュラムの中心に据えています。

 達成目標は下表のとおりです。
              達 成 目 標

1

計画の5年間で、肝移植手術の第一助手以上となることができる医師を、コース開始前に比べて、各大学で3人以上、執刀できる医師を一人以上育成する。

2

各施設の移植後1年生存率が全国平均を上回る状態がこのコース実施中維持される。

3

開設する講習会、勉強会にコース参加者の80%以上が参加する。事業開始後、脳死肝移植における臓器摘出に、認定の各大学が毎年、最低1回は関与する。

4

移植病理医が、各施設に最低1名は存在し、連携して診断にあたる体制が構築できる。

5

各施設で1名以上、レシピエントコーディネーターが増加する。



 
概要は、下図のとおりです。

  
 
   本プログラムの役割および今後
 
 

 このような講演は新鮮であり、肝臓移植のエキスパートが多く育って欲しいと痛感いたしました。

 このプログラムについて、詳しく知りたい方は、下のアドレスにアクセス願います。
 https://snuclthp.kuh.kumamoto-u.ac.jp/index.html

 
              講演風景 講師 大畠慶直医師   

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