SHARP PC-1500＆PC-1501プログラム転送方法（保存、読み込み方法）の改善
シャープPC-1500は、1981年に日本で、そして1982年に世界中で販売された８ビットのポケットコンピューターです。
BASICまたはLH-5801の機械語で書かれたプログラムを実行することが出来ます。
PC-1500＆PC-1501のキ−は小さく長いプログラムは隠れてしまい打ちにくいですね。
今回は、プログラムをパソコンで書いて（Wordまたはメモ帳）、カセットテープを使用せず、USBケーブルを使用してプログラムの保存および読み込み実験したところ上手くいきましたのでご紹介いたします。
前準備作業
1.PC-1500＆PC-1501とパソコンとの接続装置作成
FTDI社製のTTL-232R-5Vを使用しPC-1500とパソコンを接続できるように改造しました。
改造用にPC-1500の周辺機器であるCE-150プリンタ（ジャンク品）を使用しました。基盤等の撤去、LED取付穴及びUSB端子の追加を行いました。(60Pの再利用)
株式会社高松製作所にて、もっと簡単に接続できるものがありますので、工作が苦手の方等はPC-1501シリーズパソコン接続ケーブル（USB）を検討されてください。
2.プログラムをセーブおよびロードするためのプログラム作成
セーブおよびロードプログラム「SaverLoader.pdf」に従いPC-1500＆PC-1501の【MODE】PROモードで打ち込み完了後、十分にチェックしてください。
確認後、【MODE】RUNモードで「RUNと打ち込み」「ENTER」でプログラムを実行してください。一瞬で終わります。
リザ−ブ機能も同時にセットしておくと便利です。ファンクションキーの内容変更
3.パソコンへのドライバーインストール
VCPドライバーのインストール
仮想COMポート（VCP）ドライバを使用すると、USBデバイスがパソコンで使用できる追加のCOMポートとして表示されます。
アプリケーションソフトウェアは、標準のCOMポートにアクセスするのと同じ方法でUSBデバイスにアクセスできます。
パソコンに対応するドライバーを選択してください。
4.パソコン通信用ソフト「Tera Term」をインストール
Tera Termよりソフトをダウンロード後インストールを実行。
5.ファイル変換ソフトのインストール
BASICファイルをIMGファイルに変換するための「bas2img.exe」をダウンロードする。ダウンロード後、該当フォルダに移動させてください。例 私の場合は、【basimg】フォルダに
（もし、上手く起動しない場合は、「プロパティ」の互換モードでwindowsXP（service pack3）等に設定してください）
後のBASファイルからIMGファイル変換時、表示されますのでご注意願います。BASファイルからIMGファイルへの変換 動画
6.変換用フォルダの作成
私は、C:ドライブ直下に【basimg】というフォルダを作り、ダウンロードしたプログラムとデータを格納しています。上記のbas2img.exeも同フォルダに移動してください。
ここまでが長い前準備作業でしたが一度セットしましたら以後操作は不要です。
パソコン側でのプログラムの作成およびPC1500&PC-1501への転送
1.imgファイルの作成
作成手順は下図の通りです。
【windows】のメニュー メモ帳およびコマンドプロンプトの場所
CE-161メモリ増設時 CALL ＆0309
CE-161増設時 CALL &02C5
